出版社を探す

経済認識の扉

著:髙橋 信勝

紙版

内容紹介

企業・家計・政府の3つの経済主体の特徴を、経済学に主軸を置きつつ他の学問の知見を踏まえて論じ、それぞれの社会的責任について論究、経済認識を段階的に深めていけるよう構成されている。本書では、経済について、法を含めた制度を詳しく述べ、経済の現実をつかめるよう経済思想にも触れる。経済と経済学に関する知見は膨大であり、その知見に至る扉は複数あり、どれを開けばよいのかという迷いも多い。本書が読者各自の「経済認識の扉」のノブを回す一助になることを願う

目次

第1章:経済活動と経済学―自己保存、経済システム、成長志向と成長志向の再考  第2章:市場経済―価格調整メカニズムと資源配分  第3章:一国経済を全体としみる―GDP、経済成長、景気循環  第4章:貨幣と金融―「経済の血液」と経済主体のあいだを結ぶ絆  第5章:生産の担い手としての企業―市場経済社会の「私器」の性格  第6章:家計の機能とその運営―収支管理、生活設計、生産者への“protest”  第7章:政府の経済活動―非市場的な資源配分と政府の社会的責任  第8章:労働問題―少子高齢社会における多元的な共生  第9章:対外経済―国境を越える経済的自由主義  人名索引 事項索引

著者略歴

著:髙橋 信勝
明治大学政治経済学部教授。経済学史、経済思想専攻。主著に『マルサス人口論事典』(共著)、『経済思想―近代社会経済思想の比較史』(共著)など

ISBN:9784842917498
出版社:八千代出版
判型:A5
ページ数:220ページ
価格:2700円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA