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健康ライブラリーイラスト版

トラウマのことがわかる本 生きづらさを軽くするためにできること

監:白川 美也子

紙版

内容紹介

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【生きづらさはトラウマのせいかもしれない】
トラウマとは「心的外傷」のこと。なんらかの体験により、心が本来の役割を果たせなくなった状態を指します。
災害、犯罪被害、性暴力など、非日常的な恐怖体験がトラウマになることはよく知られていますが、虐待やネグレクト、子どもの面前でくり返されるDV、言葉の暴力など、日常的にくり返される出来事が心に傷を残し、より複雑な影響を与えることがあります。
非常につらい、危険な体験をしたことでできた心の傷は、心身にさまざまな影響を及ぼし、生きづらさのもとになることがあります。
本書はトラウマのでき方や症状の現れ方、トラウマの影響が長引く原因を解くとともに、最新の専門的治療法や多様な取り組み方を紹介します。
生きづらさを抱える人たちには、回復のための第一歩を踏み出すきっかけになる、また、ご家族やご友人、専門職の方には支援の手助けになる一冊です。

【本書の内容構成】
◆第1章 生きづらさをまねくトラウマの症状
◆第2章  トラウマの影響はなぜ長引くのか?
◆第3章  これからの目標と道のりを見定める
◆第4章 「今」への影響を変える心理療法
◆第5章 回復しやすい体をつくる毎日のケア

著者略歴

監:白川 美也子
【監修者プロフィール】
白川美也子(しらかわ・みやこ)
精神科医、臨床心理士。こころとからだ・光の花クリニック院長。浜松医科大学卒業後、国立療養所(現国立病院機構)天竜病院小児神経科・精神科医長、浜松市精神保健福祉センター所長、2008年国立精神・神経医療研究センター臨床研究基盤研究員、2010年昭和大学特任助教を経て、東日本大震災の被災者支援と地域における子ども虐待やDVによるサバイバーの方への臨床的支援、研究に携わる。2013年にクリニックを開業。著書に『赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア  自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本』(アスク・ヒューマン・ケア)、共監訳書に『子どものトラウマと悲嘆の治療』(金剛出版)、『子どものためのトラウマフォーカスト認知行動療法』(岩崎学術出版社)などがある。

ISBN:9784065161890
出版社:講談社
判型:B5
ページ数:102ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ