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いまを生きる論語

大人になるために読んでおきたい古典の教え

著:岩崎 淳

紙版

内容紹介

「世の中には、古典と呼ばれる本があります。『論語』は、その中でも古くからたいへん重んじら
れ、親しまれてきました。本書は、現代の日本に生きる人たちの指針となるような言葉を『論語』
の中から選び、解説を加えたものです。
 わたくしは、大学の教員になる前に長い間中学校の国語科の教員をしていました。本書を執筆
するにあたって、「若い人にわかりやすい本にする」ことを基本方針として、学校の話題を多くし、
難しい表現を避けるようにしながら、中学生に語りかけるような気持ちで筆を進めました。
 もちろん、『論語』の教えは青年期にも壮年期にも、そして老年期にも有用です。年を重ね経験
を積むほど、内容についての理解は深まっていきます。社会人として活動している方、所属して
いる組織の中で指導的な役割を担っている方、家庭で若い人たちを保護し導く立場にいる方など、
幅広い世代の方にお読みいただくことを願っています。」――本書「はじめに」より

目次

◉学而 第一
学べば則ち固ならず。(8)
◉里仁 第四
君子は義に喩り、小人は利に喩る。(16)
◉泰伯 第八
士は以て弘毅ならざる可からず。任重くして道遠し。(7)
ほか、全73項目

著者略歴

著:岩崎 淳
著者:岩﨑 淳(いわさき じゅん)
東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。学習院中等科教諭を経て学習院大学文学部教授。
学習院大学・都留文科大学・学習院女子大学・早稲田大学で講師を歴任。
小学校・中学校国語科教科書編集委員(教育出版)  
日本語検定委員会研究委員 全国学芸サイエンスコンクール読書感想文部門審査員
単著に『「新しい国語科教育」基本指導の提案』(さくら社)、『言葉の力を育む』『古典に親しむ』『授業改善をめざす』(以上明治図書)の他、共編著に『実践・言語技術入門』(朝日新聞社)、『実践国語科教育法』『言語活動中心 国語概説』『国語の教科書を考える』(以上学文社)、『国語科教育法研究』(東洋館出版社)、『力のつくことばの学習50のアイディア』『力のつく古典入門学習50のアイディア』(以上三省堂)、『古文・漢文を中心とした学習指導事例集』(明治図書)他がある。

ISBN:9784908983306
出版社:さくら社
判型:A5
ページ数:160ページ
価格:1600円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX