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中公文庫

日本の民俗学

著:柳田 國男

紙版

内容紹介

民俗学とは何か。表題作ほか「国史と民俗学」「実験の史学」など学問実践の体系化を目指した論考によって「方法としての民俗学」を浮き彫りにする文庫オリジナル論集。折口信夫との対談、生涯と学問について語った「村の信仰」を併せて収める、柳田学入門の決定版。〈解説〉佐藤健二



【目次】

Ⅰ 日本の民俗学

郷土研究ということ/Ethnologyとは何か/日本の民俗学/ 郷土研究の将来 /国史と民俗学/実験の史学/ 現代科学ということ/日本を知るために



Ⅱ 柳田国男・折口信夫対談

日本人の神と霊魂の観念そのほか

民俗学から民族学へ――日本民俗学の足跡を顧みて



Ⅲ 村の信仰――私の哲学

著者略歴

著:柳田 國男
柳田國男

一八七五(明治八)年、兵庫県生まれ。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。以後、法制局参事官、貴族院書記官長を歴任。一九〇九年、日本初の民俗誌『後狩詞記』を発表し、日本民俗学を創始。四九年学士院会員、同年日本民俗学会初代会長。五一年文化勲章受賞。一九六二(昭和三七)年、死去。主な著書に『遠野物語』『海上の道』『桃太郎の誕生』などのほか、『柳田國男全集』(全三五巻・別巻一)がある。

ISBN:9784122067493
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC