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中公文庫

老いへの不安

歳を取りそこねる人たち

著:春日 武彦

紙版

内容紹介

よく老いることは、むずかしい。「若さという神話」への無自覚で強迫的な執着は虚しい。ならば、望ましい「年寄り」のモデルはあるのか? 歳をうまく取れないために生じる恥、勘違い、いかがわしい振る舞い。老人たちの不安に向き合ってきた精神科医が、臨床現場での知見と数多くの文学作品の読解をもとに、老いゆく人の心に迫る。哀しくもおかしな老いの見本帳。〈解説〉宮沢章夫

著者略歴

著:春日 武彦
春日武彦

一九五一年、京都府生まれ。日本医科大学卒業。医学博士。産婦人科医を経て精神科医に。精神科専門医。都立中部総合精神保健福祉センター、都立松沢病院精神科部長、都立墨東病院神経科部長などを経て、現在、成仁病院院長。臨床の傍ら専門書・一般書・書評などの執筆を旺盛に続けている。著書に『幸福論』、『援助者必携 はじめての精神科』、『鬱屈精神科医、占いにすがる』『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』など多数。

ISBN:9784122067448
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS