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サリエルの命題

著:楡 周平

紙版

内容紹介

少子化は正しい。問題は長寿だ。

突然発生した新型インフルエンザで、
離島の住民が瞬く間に全員死亡。
そしてとうとう本州にも感染者が。
頼みの治療薬の備蓄が尽きる時……。
助かる命に限りがあるなら、将来ある者を優先せよ。

迫真のポリティカル・サスペンス!

<内容紹介>
悪魔のウイルスの名は「サリエル」。
医療に通じ、癒す者とされる一方で、一瞥で相手を死に至らしめる強大な魔力、『邪視』の力を持つ堕天使――。

日本海に浮かぶ孤島で強毒性の新型インフルエンザが発生し、瞬く間に島民全員が死亡した。それはアメリカの極秘の研究データが流出して人工的に作られたという疑いが。テロの可能性が囁かれるうちに、本州でさらに変異したウイルスの罹患者が現れる。ワクチンもなく、副作用が懸念される治療薬が政府の判断で緊急製造されるが、感染が拡大しても全国民にはとうてい行き渡らない。刻々と事態が変化していくなか、果たしてパンデミックは回避できるのか?

著者略歴

著:楡 周平
1957年生まれ。慶應義塾大学大学院修了。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念、綿密な取材と圧倒的なスケールの作品で読者を魅了し続けている。主な著書に『象の墓場』『プラチナタウン』『ドッグファイト』『和僑』『レイク・クローバー』『バルス』などがある。

ISBN:9784065156056
出版社:講談社
判型:4-6変
ページ数:426ページ
定価:1850円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ