徳間文庫
婿殿開眼 1 密命下る
著:牧 秀彦
紙版
内容紹介
算術不得手の勘定方!?
しかし剣術に覚えあり
不器用侍に訪れた人生の転機
旗本八万騎一の美人を娶り、
婿入りして勘定方の役務に邁進する笠井半蔵。
実は算盤が大の苦手ときた。
代々の家のお役目に誇りを持つ
妻・佐和の尻に敷かれてはや十年、
一向に算術の腕は上がらず
宮仕えはつらい日々だった。
ところがある日、登城中の勘定奉行が
謎の刺客連中に襲われた窮地を、
若き日に鍛えた天然理心流の剣の腕で救う。
これをきっかけにして、
半蔵にはある人物の陰の警固の命が下るのだった。
時代剣戟シリーズ第一弾!
目次
序章 天保二年如月吉日
第一章 婿殿の剣難女難
第二章 婿殿と板前と二人の女
第三章 勘定奉行の密命
第四章 それぞれの本音
第五章 呉越同舟はぎこちなく