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日本の食文化 2

米と餅

編:関沢 まゆみ

紙版

内容紹介

米には霊力が宿るとされ、神祭りや人生儀礼で餅や団子、すし、赤飯にも加工し食される。日常では、野菜類と混炊したかて飯、携行食の握り飯など調理の工夫がある。さまざまな米の食と米の力を追究。

目次

総論 米と餅の歴史的重層性…関沢まゆみ/白米への憧れ―米とは何か…新谷尚紀(白米飯は一九六〇年代から―ムギメシとカテメシ/正月は白米飯と白餅―チカラツギとハガタメ/餅なし正月の伝承/稲作と米の歴史―政治の米・経済の米・文化の米/米はどのように食べられてきたのか―強飯・姫飯・粥・餅の四点セット)/粥とかて飯―調理の知恵と工夫…加藤幸治(庶民の主食品へのまなざし/江戸時代の「かてもの」研究/近代の「かてもの」再評価と普及/生活のなかのかて飯/庶民の暮らしにおける白粥と茶粥/現代の粥とかて飯)以下細目略/おにぎりとすし―成形の工夫…石川尚子/赤飯とぼた餅―糯米と小豆の儀礼食…石垣 悟/餅―その多様性…小川直之/雑煮―正月と餅…門口実代/しとぎと団子―神仏への供え物…関沢まゆみ

著者略歴

編:関沢 まゆみ
1964年、栃木県生まれ。1988年、筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了。現在、国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、博士(文学) ※2019年10月現在
【主要編著書】『隠居と定年』(臨川書店、2003年)、『宮座と墓制の歴史民俗』(吉川弘文館、2005年)、『現代「女の一生」』(NHKブックス、2008年)、『民俗小事典 食』(共編著、吉川弘文館、2013年)

ISBN:9784642068376
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC