出版社を探す

海の生きもの つかまえたら どうする?

著:杉本 幹
写真:松橋 利光
絵:こば ようこ

紙版

内容紹介

海べにある岩場や潮だまり、川が流れこむところに広がる干潟、岸近くの海の底にある藻場では、カニやイソギンチャク、ヒトデなどの生きものが見つかります。見つけると、つかまえたくなります。でも、つかまえるのは意外にむずかしいもの。たとえつかまえても、うっかりすると、海の生きものはすぐに死んでしまいます。飼いにくい生きものは持ちかえらないでくださいね。つれて帰るときにも注意が必要です。うまく持ちかえったら、その生きものに向いた方法で飼ってみましょう。飼って観察してみると、生きもののことがいろいろとわかります。この本を読むと、身近な海の生きものの見つけかた、つかまえかた、持ちかえりかた、飼いかた、観察のポイント、飼えなくなったときの放しかたなどが、ひと目でわかります。

著者略歴

著:杉本 幹
文・杉本 幹(すぎもと みき)
大阪府生まれ。鳥羽水族館学芸員。子どものころから水の生物に興味を持ち、大学卒業後、鳥羽水族館へ入社。学芸員として、企画広報室でおもに水族館内や自然界の生きものたちの生態の映像制作、子どもたちの生涯学習、一般の方向けの観察会、水族館への注目度が上がるような企画の立案などを担当しています。身近な田んぼや海辺の生きものから、マゼラン海峡のイロワケイルカや北極のイッカククジラ、オーストラリアのカモノハシまで、数多くの生態調査や撮影などをおこなって、テレビやラジオ、雑誌などでも紹介しています。家では金魚の飼育係。卵からふ化させた金魚がたくさんいるので、家でも大好きな生きものにかこまれてすごしています。
写真:松橋 利光
写真・松橋利光(まつはし としみつ)
神奈川県生まれ。生きものカメラマン。生きもの好きの子どもたちに向けた写真絵本をつくるのがおもな仕事です。子どものころから生きものが好きで、夏に家族で出かけた磯でもイソギンチャクやヒトデ、魚などいろいろなものをつかまえて飼育してきました。そのまま大人になってしまい……。何でも飼っていた子どものころの経験をもとに水族館の飼育係になり、ラッコやオオサンショウウオ、魚などを担当。飼育の解説展示用に写真撮影をはじめ、夢中で撮影しているうちに、いつのまにかフリーカメラマンになっていました。おもな著書に『しってる?水族館のにんきもの(全3巻)』『奄美の生きもの調査 奄美の空にコウモリとんだ』、『その道のプロに聞く 生きものの見つけかた』、『生きもの つかまえたらどうする?』などがあります。
絵:こば ようこ
絵・こばようこ
東京都生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒。著書に『おひるねけん』(おだしんいちろう作)、『スプーン王子のぼうけん』(竹下文子作)、『さやかちゃん』(くすのきしげのり作)、『こだぬきコロッケ』(ななもりさちこ作)などがあります。
http://dodohee.comhttp://dodohee.com

ISBN:9784035285601
出版社:偕成社
判型:A4変
ページ数:56ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSV