出版社を探す

ハーレクイン・イマージュ 2565

王と花摘みの花嫁

著:ケイト・ヒューイット
訳:堺谷 ますみ

紙版

内容紹介

愛のかけらもない結婚。
それでも私は、彼の真心が欲しい。

生まれながらに次期国王の許嫁と決められたジョハラは、
父によって適齢期までフランスの片田舎に幽閉されて育った。
そしてついに、王位継承者アジムとの対面のときがやってきた。
ところが彼は挨拶すらせず、結婚式は1週間後と宣言するばかり。
こんなに冷たい人と、生涯をともにするなんて……。
恐怖のあまり、ジョハラはフランスへと逃げ帰ってしまう。
行くあてもなく、街をさまよったすえにたどり着いたカフェで
ウェイトレスの職を得たジョハラは、すぐにそこが売春宿だと知る。
汚い男の手が伸び、万事休す――そのとき、深みのある声が響いた。
「手を離せ。売約済だ」威厳あるアジムの姿が、そこにあった。

ヒロインの心情をしっとり描いて人気のケイト・ヒューイットが、政略結婚の物語を描きました。冷淡で、妻に無関心な次期国王の夫。心を開いてほしくて、けなげに振る舞う苦労人ヒロインが印象的です。好評をいただいた『まぼろしのローマ』の関連作でもあります。

ISBN:9784596225658
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン
判型:新書
ページ数:160ページ
定価:657円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年05月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB