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偽装、捏造、安倍晋三

著:佐高 信

紙版

内容紹介

いかに好景気は、でっち上げられたか?
景気動向は悪化し、ついにアベノミクスの破綻が始まった。その“ウソ”を徹底的に暴き、安倍政権にトドメの一刀を放つ!

“偽装景気”は、国を亡ぼす!
厚労省の統計不正が発覚し、実質賃金伸び率が実際にはマイナスであり、アベノミクスの経済効果とは、政権ぐるみの“偽装”だったことが明白になった。
そして、景気動向指数は「悪化」の一途を示し、実感のない“捏造”された好景気は、ついに破綻を始めた。
この“ウソ”で固められた政権と政策を、佐高信の筆刀が徹底的に斬りまくる!

■はじめに「戦争は“統計偽装”から始まる」より
 まず指摘しておきたいのは、「戦争は“統計偽装”から始まる」ということである。
 戦争の時代を新聞記者として体験した、むのたけじは、「戦争をやるときは、敵国をあざむくけど、自国民も二倍も三倍もあざむく。戦争というのは、はじめから道徳と反対なんだ。ウソつかないとやれないのが戦争なんですよ」と喝破している。
 戦争と言わないで「聖戦」と言い、日本軍と呼ばずに「皇軍」と呼んだ。安倍首相の「美しい国」という言い方も、まさにそれと同じである。
 (……)
 その政権がバカ騒ぎをしたのが、改元騒動だった。スクープしたわけでもないのに、『読売』だけでなく『朝日』までが、元号決定の号外を出したのには呆れた。これでは「官報」だろう。
 かつて、自民党総裁となり首相となった石橋湛山は、戦後まもなく、「元号を廃止すべし」と主張した。どのメディアも、その元号廃止論を紹介することもなく浮かれている。
 腹立たしい限りだが、そんなバカバカしい風潮に、立川志らくが強烈な一発をかましてる……

ISBN:9784861827532
出版社:作品社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB