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講談社タイガ

ふりむけばそこにいる 罪を喰らうもの

奇譚蒐集家 小泉八雲

著:久賀 理世

紙版

内容紹介

美貌の怪異コレクター小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の青春と友情

閉ざされた聖堂に現れた変死体。最も罪深き者は誰か? 真相は怪異か、人の業か――。

親族に疎まれ失意のまま辺境の神学校に編入したオーランドは、この世の怪を蒐める不思議な少年と出会う。のちに日本で『怪談』を著したラフカディオ・ハーン――小泉八雲が英国で過ごしたまばゆい青春と友情の記録。日に日に恐るべき速さで成長する子どもが彼らのもとをおとずれる奇譚「名もなき残響」、姿を消した黒猫と死を呼ぶ青い蝶を巡る「Heavenly Blue Butterfly」、他一編。

著者略歴

著:久賀 理世
東京都出身。東京音楽大学器楽科ピアノ演奏家コース卒業。
『始まりの日は空へ落ちる』で集英社ノベル大賞受賞。
『招かれざる小夜啼鳥は死を呼ぶ花嫁 ガーランド王国秘話』『英国マザーグース物語』シリーズ(ともに集英社コバルト文庫)、『倫敦千夜一夜物語』シリーズ(集英社オレンジ文庫)、『奇譚収集家小泉八雲』シリーズ(講談社タイガ)などがある。

ISBN:9784065156384
出版社:講談社
判型:文庫
ページ数:352ページ
定価:780円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年05月20日