岩波新書 新赤版1779
マキァヴェッリ
『君主論』をよむ
著:鹿子生 浩輝
紙版
内容紹介
権謀術数を是とする政治家,人心掌握に長けた戦略家……政治学の古典として,あるいは帝王学のバイブルとして愛され続けるマキァヴェッリ.しかし,その彼が本当に伝えたかったこととは何だったのか.
目次
はじめに
第一章 書記官マキァヴェッリ
一 フィレンツェの政治的伝統
二 書記官の仕事とチェーザレ・ボルジア
三 市民軍の創設と大国の動向
四 メディチ家の復帰とマキァヴェッリの失職
第二章 新君主の助言者
一 助言の内容
二 『君主論』の主題――「新君主国」という例外状況
三 君主の類型化
四 メディチ家の政治的課題
第三章 善と悪の勧め
一 新君主の政治的資質
二 伝統の継承者マキァヴェッリ
三 良き統治という目標
第四章 フィレンツェの「君主」
一 極悪非道な君主
二 市民的君主
三 フィレンツェの統治
第五章 フィレンツェの自由
一 共和主義者マキァヴェッリ
二 フィレンツェへの適用(一)――外交
三 フィレンツェへの適用(二)――内政
四 市民軍と国家宗教
第六章 イタリアの自由
一 教会国家と新君主
二 イタリア解放の勧め
三 イタリア解放の戦略
おわりに――ルネサンスの思想家マキァヴェッリ
あとがき
マキァヴェッリ略年譜
ISBN:9784004317791
。出版社:岩波書店
。判型:新書
。ページ数:240ページ
。定価:860円(本体)
。発行年月日:2019年05月
。発売日:2019年05月21日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB。