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カンブリア王メリアドクスの物語

中世ラテン騎士物語

訳:瀬谷 幸男

紙版

内容紹介

カンブリア王メリアドクスの波乱万丈の冒険譚! 父王カラドクスの謀殺で危機に瀕した幼年時代、アーサー王宮廷での「森」の所有権をめぐる決闘裁判、大陸でアレマンニ皇帝の傭兵として、ケルト的「異界」の王と戦い勝利し、皇帝の誘拐された娘を奪還するも皇帝の裏切りによる投獄、皇帝とガッリア王の戦争では王の前衛隊に入り、皇帝に雪辱し王を勝利へと導くと、ガッリア王にその偉大な勲功に見合う報奨を下賜され、メリアドクスはガッリアの地で栄誉に包まれ生涯を閉じる。

目次

カンブリア王メリアドクスの物語に関するRの序文はじまる
カンブリア王メリアドクスの物語はじまる
訳註
訳者あとがき――解説にかえて
参考文献抄 
Ⅰ.校訂本抄/Ⅱ.欧文関連文献抄/Ⅲ.邦文関連文献抄

著者略歴

訳:瀬谷 幸男
1942年福島県生まれ。1964年慶應義塾大文学部英文科卒業、1968年同大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。1979〜1980年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授など歴任。現在は主として、中世ラテン文学の研究、翻訳に携わる。主な訳書にA. カペルラーヌス『宮廷風恋愛について―ヨーロッパ中世の恋愛術指南の書―』(南雲堂、1993)、『完訳 ケンブリッジ歌謡集―中世ラテン詞華集―』(1997)、ロタリオ・デイ・セニ『人間の悲惨な境遇について』(1999)、G. チョーサー『中世英語版 薔薇物語』 (2001)、ガルテース・デ・カステリオーネ『アレクサンドロス大王の歌―中世ラテン叙事詩』(2005)、W. マップ他『ジャンキンの悪妻の書―中世アンティフェミニズム文学伝統』(2006)、ジェフリー・オヴ・モンマス『ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書』(2007)、『放浪学僧の歌―中世ラテン俗謡集』(2009)、ジェフリー・オヴ・モンマス『マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩』(2009)(以上、南雲堂フェニックス)、P. ドロンケ『中世ラ…

ISBN:9784846018122
出版社:論創社
判型:4-6
ページ数:124ページ
価格:3000円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年04月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB