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中公文庫

マタギ列伝 下 新装版

著:矢口 高雄

紙版

内容紹介

「マタギとは自然の調和を壊すものではないか?」という疑問を抱いた三四郎は、鉄砲を捨てることを決意し、老鷹匠・十兵衛の弟子となった。厳しい修練の末、ついに鷹匠となった三四郎だったが、阿仁マタギ雷レッチュウの長・辰五郎の手紙に導かれ、マタギの常識をことごとく打ち破るスネの小佐吉に出会った三四郎は、胸中にマタギの生命を赤々と燃えたぎらせていた。再び阿仁マタギの一員として山に向かうことになった三四郎を待ち受けていたものは!?

著者略歴

著:矢口 高雄
矢口高雄
高校卒業後、羽後銀行に入行。昭和43年「長持唄考」が「ガロ」に入選。45年漫画家を志して銀行を退職し上京。釣りをテーマにした「鮎」(「少年サンデー」)でデビュー。梶原一騎原作「おとこ道」などを手がけたのち、48年「釣りキチ三平」の連載を開始、人気を集める。49年講談社出版文化賞(児童まんが部門)を受賞。平成14年「釣りキチ三平」が雑誌スタイルの平成版として18年ぶりに復活、話題に。代表作に「釣りキチ三平」(全67巻)「釣りバカたち」「マタギ列伝」「おらが村」「ニッポン博物誌」「オーイやまびこ」「ボクの手塚治虫」「新・おらが村」「激濤マグニチュード7.7」「螢雪時代」など。エッセイ集「ボクの学校は山と川」も好評で、この中の一文は中学1年用国語教科書に採用された。続編「ボクの先生は山と川」もある。7年故郷の秋田県増田町(現・横手市)にまんが美術館を開館 。講談社出版文化賞〔昭和49年〕「釣りキチ三平」「幻の怪蛇バチヘビ」;日本漫画家協会大賞〔昭和51年〕「マタギ」

ISBN:9784122067295
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:752ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA