風土学はなぜ 何のために
訳:木岡 伸夫
著:オギュスタン・ベルク
紙版
内容紹介
オギュスタン・ベルクは、日本留学を機に、西洋とは異質な日本の風土に出会い、和辻哲郎の風土学を知る。人間と自然の不可分な関係を前提する風土学は、近代の二元論を批判し、二元論にもとづく西洋近代文明を相対化する。小著ながら、「通態化」をはじめとする独自の概念にいかに到達したかが、コンパクトに語られている。
目次
第一章 最初の無理解
第二章 走り坊主の遺産
第三章 風土性
第四章 通態化
第五章 風土学の二つの時代
第六章 通態的な連鎖
第七章 風土学は何のために?
訳者解説