新鋭短歌シリーズ 48
平和園に帰ろうよ
著:小坂井 大輔
紙版
内容紹介
平和園、たどりつけるだろうか
名古屋駅西口をさまよう あ、黄色い看板!
短歌の聖地から君に届ける熱い逸品
加藤治郎
【5首】
家族の誰かが「自首 減刑」で検索をしていたパソコンまだ温かい
一発ずつだったビンタが私から二発になって 進む左へ
持ちあげたグラスの底におしぼりの袋がついてる愛欲は死ね
国士無双十三面待ち華やいで進むべき道いつか間違う
平等な世界を望むわれわれに大きく立ちはだかる由美かおる