岩波新書 新赤版1774
バブル経済事件の深層
著:奥山 俊宏
著:村山 治
紙版
内容紹介
バブル崩壊がきっかけとなって発生した数々の経済事件。それらはやがて、日本の金融・行政システムをも揺るがし、長年にわたって日本経済を苦しめることになった。「平成」が終わろうとする今、そこから何を未来への教訓とすべきか。新証言や新資料を発掘し、新たな視点から重要な事件を再検証。背後にある深い闇の奥へとわけ入る。
目次
序 章――まえがきに代えて
第一章 尾上縫と日本興業銀行――産業金融の雄はなぜ大阪の女将に入れ込んだのか
第二章 高橋治則 VS.特捜検察,日本長期信用銀行――公的資金による金融破綻処理第1号に選ばれた男の逆襲
第三章 大和銀行ニューヨーク支店事件――「大蔵省護送船団」統治システムの失墜
第四章 大蔵省と日本債券信用銀行の合作に検察の矛先――国策の変遷で逮捕された大蔵官僚・窪田弘の悲劇
終 章 護送船団を支えた2つの権力の蜜月と衝突
あとがき
ISBN:9784004317746
。出版社:岩波書店
。判型:新書
。ページ数:240ページ
。定価:820円(本体)
。発行年月日:2019年04月
。発売日:2019年04月19日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF。