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民事判例 XVIII 2018年後期

編:現代民事判例研究会

紙版

内容紹介

2018年7月〜12月までに刊行された各判例集に掲載された全ての民事判例を対象として裁判例の動向と注目裁判例の注釈を行う。

目次

第1部 最新民事裁判例の動向

取引裁判例の動向…………谷江陽介
担保裁判例の動向…………下村信江
不動産裁判例の動向…………野澤正充
不法行為裁判例の動向…………白石友行
家族裁判例の動向…………水野貴浩


第2部 最新専門領域裁判例の動向

環境裁判例の動向…………島村 健
医事裁判例の動向…………小西知世
労働裁判例の動向…………和田一郎
知財裁判例の動向…………城山康文


第3部 注目裁判例研究

取引1ーーNHK受信料債権と民法168条1項前段の適用の有無
(最三判平30・7・17)…………丸山絵美子

取引2ーー通信サービスについて消費者契約法の重要事項の不実告知等
により取消し、さらに不法行為が認められた事例
(東京高判平30・4・18)…………宮野 勉

担保ーー滞納処分による差押え後に設定された賃借権と民法395条
(明渡猶予)該当性(最三決平30・4・17)…………荒木新五

不動産ーー共同相続した土地上に建物を建築した共同相続人の1人は
当該土地を時効取得できるか(大阪高判平29・12・21)………松尾 弘

不法行為1ーー不法行為を理由とする損害賠償の一部請求につき、
不法行為時から20年経過した後、残部の請求を拡張した場合の除斥期間の
適用の有無(札幌高判平30・3・15)…………島戸 純

不法行為2ーー教師の生徒に対する懲戒権行使の範囲
(さいたま地熊谷支判平29・10・23)…………石井正人

家族1ーーハーグ子奪取条約実施法による子の返還決定不能後の
人身保護請求(最一判平30・3・15)…………山口亮子

家族2ーー老親扶養における扶養料の算定基準と考慮要素としての
扶養義務者の配偶者の収入(広島高決平29・3・31)…………冷水登紀代

環境ーー東京電力福島第一原発京都訴訟第一審判決
 ——国の賠償責任を中心として(京都地判平30・3・15)
 …………大塚 直

医事ーー専門外の疾患に関する医師の診療契約上の専門医紹介義務が
肯定された事例(京都地判平28・2・17)…………小谷昌子

労働ーー休職者のリハビリと職場復帰の可否の判断を目的として行われる
テスト出局について最低賃金法の適用を認めた事例
ーーNHK(名古屋放送局)事件(名古屋高判平30・6・26)
 …………山中健児

知財ーー著名表示の類似性の判断基準について判示した事例
ーーJAL対南急事件(東京地判平30・9・12)…………武生昌士

今期の裁判例索引

ISBN:9784535002463
出版社:日本評論社
判型:B5
ページ数:140ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNB