南総里見八犬伝 2
犬士と非犬士
著:松尾 清貴
紙版
内容紹介
芳流閣の屋上から墜落した犬塚信乃と犬飼見八は、江戸湾をのぞむ行徳村に流れ着いた。そこで力自慢の大男、犬田小文吾との運命的な出会いが待っていた。信乃は孝、見八は信、小文吾は悌の珠をもち、いずれも牡丹の痣がある。三人は義兄弟の契りを交わす。罪人として追われる信乃を、我が家に匿う小文吾のもとに、相撲に負けた恨みを抱く山林房八が押し掛けてきた。窮地に立たされる小文吾。しかし、信乃を逃がすための、思いがけない秘策があった!
犬士たちの活躍と、その陰に隠された、犬士になれなかった者たちの思いが描かれる。
江戸時代に生まれた歴史エンターテイメントを、小説化したシリーズ第2弾。