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NHK出版新書 583

腐敗と格差の中国史

著:岡本 隆司

紙版

内容紹介

歪みはどこから来たか
なぜ党幹部や政府役人の汚職がやまないのか? なぜ共産主義国で貧富の差が拡大するのか? その答えは歴史の中にあった。エリート/非エリートの金・コネ・権力をめぐる相剋の2000年を、実力派歴史家が大胆かつ明快に読み解き、超大国を蝕み続ける「病理」の淵源に迫る!

目次

はじめに中国共産党から考える
Ⅰ 格差士と庶はいかに分かれたか
Ⅱ 権力群雄割拠から唐宋変革へ
Ⅲ 腐敗歪みはどこから来たのか
Ⅳ 改革雍正帝と養廉銀
Ⅴ 根源中国革命とは何だったか
  むすびに現代中国を展望する

著者略歴

著:岡本 隆司
1965年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都府立大学文学部教授。博士(文学)。専攻、近代アジア史。主な著書に、『近代中国史』(ちくま新書)、『近代中国と海関』『属国と自主のあいだ』(いずれも名古屋大学出版会、前者で大平正芳記念賞、後者でサントリー学芸賞を受賞)、『中国の誕生』(名古屋大学出版会、アジア・太平洋特別賞・樫山純三賞受賞)、『李鴻章』(岩波新書)、『中国の論理』(中公新書)がある。

ISBN:9784140885833
出版社:NHK出版
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:850円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP