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都市から学んだ10のこと

まちづくりの若き仲間たちへ

著:西村 幸夫

紙版

内容紹介

まちづくりに取り組む人が、都市と本質的に向き合い、自らの身近な活動をまち全体の大きな変化に繋げるためには、どのような姿勢で臨めばよいのか。町並み保存・景観まちづくりの第一人者が自らの経験を10の要点にまとめて語る。まちに広がる多様な意匠や何気ない風景の魅力を収めた「写真で見る都市空間の構想力」を併載。

目次

都市から学んだこと
都市について
その1 過去からの想いの総量
その2 書き継がれる書物
その3 都市空間は構想力を持つ
その4 すべての都市は異なる

都市に住む人について
その5 魅力的な人と都市
その6 堂々たる日常

都市を学ぶ人へ
その7 最適解に至る道がある
その8 変化に備えよ
その9 過去からの付託に応える
その10想像力と共感力を持て

写真で見る都市空間の構想力
街路風景
水辺の風景
都市の小空間
三叉路
勾配のある風景
ひとが集まる風景
参道の風景
川端と池端の風景
飛騨古川の風景の移り変わり
アーケードの風景
路地の風景

おわりに
著作リスト

著者略歴

著:西村 幸夫
1952年、福岡市生まれ。神戸芸術工科大学教授、東京大学名誉教授。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院修了。明治大が助手、東京大学助教授を経て、1996年より2018年まで東京大学教授。2018年より現職。専門は、都市計画、都市保全計画、都市景観計画など。
おもな著書に『県都物語』(有斐閣、2018年)、『西村幸夫 文化・観光論ノート』(鹿島出版会、2018年)、『まちを想う』(同)、『都市保全計画』(東京大学出版会、2004年)、『環境保全と景観創造』(鹿島出版会、1997年)など。おもな編著に『まちを読み解く』(朝倉書店、2017年)、『都市経営時代のアーバンデザイン』(学芸出版社、2017年)、『証言・まちづくり』(同、2011年)、『証言・町並み保存』(同、2007年)、(『日本の風景計画』(同、2003年)、『都市の風景計画』(同、2000年)などがある。

ISBN:9784761527037
出版社:学芸出版社
判型:A5
ページ数:216ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年03月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS