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激変する世界を先読みする

沸き起こるファシズム

著:副島 隆彦
著:佐藤 優

紙版

内容紹介

忍び寄るファシズムと国家統制。平成が終わりを告げる今、世界と日本はどこに向かうのか。2019年、激変するアメリカ、中国、ロシア、EU、日本の最深情報を元に、日本最高知性、副島隆彦・佐藤優が世界と日本の行方を論じる。

目次

はじめに―混沌とする国際情勢を大胆に予測する/佐藤優

第1章 世界エネルギー覇権と日本の安全保障
・カルロス・ゴーン逮捕にちらつく産油国の影
・北方領土交渉と日本のエネルギー戦略
・サウジアラビア王家内紛の裏側
第2章 北朝鮮問題から解読する極東のパワーバランス
・金正恩をたらし込んだトランプの「カジノ外交」
・中国が新帝国主義時代の勝者となる
・衰退する日本は中国と韓国に呑み込まれる

第3章 安倍政権と忍び寄るファシズム
・終わりが見えてきた安倍独裁政権
・現代によみがえるファシズムの亡霊
・「寛容」の精神こそがファシズムを乗り越える

第4章 平成から新時代へ天皇と近代日本の実像
・天皇の生前退位と新たな易姓革命の予兆
・世界政治に騙された昭和天皇と大日本帝国

第5章 これからの世界潮流を読み解く
・ついに資本主義の崩壊が始まった
・現代の労働者階級に未来はあるのか
・人権宣言以来、人類を支えた理念が壊れ始めた

おわりに―この世のすべての虚偽を手加減せずに暴く/副島隆彦

著者略歴

著:副島 隆彦
評論家。副島国家戦略研究所(SNSI)主催。1953年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。政治思想、金融・経済、歴史、社会時事評論など、さまざまな分野で真実を暴く。「日本属国論」とアメリカ政治研究を柱に日本が採るべき自立の国家戦略を提起、精力的に執筆・講演活動を続けている。
著:佐藤 優
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英日本国大使館、在ソ連・在ロシア日本国大使館勤務を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑の「国策捜査」で逮捕され、東京拘置所に512日間拘留される。2009年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省職員を失職。2013年、執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。圧倒的な知識と経験を活かし、執筆活動など多方面で活躍中。

ISBN:9784537262018
出版社:日本文芸社
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年03月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS