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忘れない味

「食べる」をめぐる27篇

編著:平松 洋子

紙版

内容紹介

食べることは生きること。日々の暮らしのこと。そして、時空を超えてすべての人をつなげること。
エッセイスト平松洋子が選んだ、小説、エッセイ、詩、俳句、漫画などよりぬきの27篇。
「食」の面白さ・奥深さを探り、個々の作品の魅力を届ける食文学アンソロジーです。

【収録作品】(掲載順)
・佐野洋子「天井からぶら下がっていたそば」
・伊藤比呂美「歪ませないように」
・旦敬介「初めてのフェイジョアーダ」
・野呂邦暢「白桃」
・林芙美子「風琴と魚の町」
・町田康「半ラーメンへの憎悪」
・深沢七郎「カタギの舌で味わう」
・鏑木清方「胡瓜」
・江國香織「すいかの匂い」
・野見山暁治「チャカホイと軍人と女 ――“林芙美子”」
・間村俊一 「ぞろり――食にまつはる十一句」
・堀江敏幸「珈琲と馬鈴薯」
・中島京子「妻が椎茸だったころ」
・益田ミリ 『マリコ、うまくいくよ』より「会社では、なんだか宙ぶらりん」
・吉村昭「白い御飯」
・山崎佳代子「ジェネリカの青い実」
・友川カズキ「眼と舌の転戦」
・平松洋子「黒曜石」
・石牟礼道子『椿の海の記』「第八章 雪河原」より
・美濃部美津子「菊正をこよなく愛した」
・南伸坊「うな重はコマル」
・高橋久美子「仲間」
・川上弘美「少し曇った朝」
・山田太一「食べることの羞恥」
・石垣りん「鬼の食事」
・吉本隆明「梅色吐息」
・ハルノ宵子「最後の晩餐」



食べることは生きること。日々の暮らしのこと。そして、時空を超えてすべての人をつなげること。エッセイスト平松洋子が選んだ、小説、エッセイ、詩、俳句などよりぬきの27篇。「食」の面白さ・奥深さを探り、個々の作品の魅力を届ける食文学アンソロジーです。

著者略歴

編著:平松 洋子
平松洋子(ひらまつ・ようこ)
エッセイスト。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化や文芸を中心に執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『焼き餃子と名画座』『味なメニュー』『食べる私』『あじフライを有楽町で』『日本のすごい味』など多数。書評、文庫解説なども多く手がけ、本に関する著作としては『本の花』『洋子さんの本棚』(小川洋子氏との共著)などがある。

ISBN:9784065152690
出版社:講談社
判型:4-6
ページ数:274ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ