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詩人の声をきいた木

著:谷川 俊太郎
写真:加賀見 博明

紙版

内容紹介

なんの変哲もない一本の槐(えんじゅ)の木。
春夏秋冬、朝と夜、晴天と雨、雪や雷、降るような星空……さまざまに表情を変える丘の上を舞台に、
かつて雷に打たれ生き残ったその木は、たった独りでたくましく健気に生きている。
そこに一陣の風のように、詩人・谷川俊太郎の鋭くも思索に富む詩の言葉が届き、
一本の木が生きる丘の上の生命宇宙と溶け合う。
詩人と一本の木が創り出す、心清まる写真詩集。

著者略歴

著:谷川 俊太郎
1931年東京生まれ。詩人。 1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。 1962年「月火水木金土日の歌」で第四回日本レコード大賞作詞賞、 1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、 1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、 1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、 2010年『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞・著書多数。 詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。 近年では、詩を釣るiPhoneアプリ『谷川』や、 郵便で詩を送る『ポエメール』など、 詩の可能性を広げる新たな試みにも挑戦している。
写真:加賀見 博明
1973年 日本大学法学部卒業後、東京写真専門学校に入学。卒業後、写真家 桑原英晃氏に3年間師事。 1980年 広告制作会社スタジオVに入社、1988年に独立、加賀見博明写真事務所設立。 1989年スタジオ併設。2019年 現在に至る。 広告写真活動の傍ら、ライフワーク「たった一本の槐の木」を1998年より15年間撮影。 朝日広告賞A部門賞、KODAK広告写真塾にて優秀作品賞 / 優秀写真賞を受賞、 JPS / APAアワード数回入選。

ISBN:9784763019035
出版社:求龍堂
判型:B5変
ページ数:112ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ