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中公文庫

百鬼園戦後日記 Ⅱ

著:内田 百閒

紙版

内容紹介

いよいよ三年の間雨風の音を聞き馴れた小屋と別かれたり――通称「三畳御殿」が完成、空襲で焼き出されて以来丸三年にわたる小屋暮らしをついに脱する。昭和二十二年一月一日から二十三年五月三十一日までを収録。
【全三巻】
巻末エッセイ・高原四郎

著者略歴

著:内田 百閒
明治二十二年(一八八九)、岡山市に生まれる。六高を経て、大正三年、東京帝大独文科を卒業。この間、漱石の知遇を受け、門下の芥川龍之介、森田草平らを識る。以後、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで教鞭をとる。無気味な幻想を描く第一創作集『冥途』をはじめとして『旅順入城式』『南山寿』『贋作吾輩は猫である』『実説艸平記』『阿房列車』などの小説や、独自のユーモア溢れる随筆『百鬼園日記帖』『御馳走帖』『新方丈記』『百鬼園随筆』など多くの著作がある。昭和四十六年(一九七一)四月、八十二歳で没。

ISBN:9784122066915
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:320ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DND
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ