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キノブックス文庫

リクと白の王国

著:田口 ランディ
解説:結城 正美
イラスト:六七質

紙版

内容紹介

2011年3月11日、東北でものすごい地震が起きた。

「どうしていつも、ぼくらを脅かすようなことばかり言うの? 
ぼくらはここで生きているんだよ」

未来へのあたたかい光と希望に、
あなたもきっと涙する――。
福島へ転校した少年リクの勇気と成長の物語


2011年3月11日の大震災後に、福島へ転校した小学校5年生の少年リク。
引っ越した町には、人影がなかった。道路にも校庭にも誰もいない。
外で遊びたい。思いっきり自転車でかっ飛ばしたい。
そんなリクが白の王国で出会ったのは、子供を対等な人間として扱ってくれる大人たち、
山で生きる野生の動物、そして……。

著者略歴

著:田口 ランディ
1959年、東京生まれ。 2000年、長篇小説『コンセント』を発表。以来、社会問題や人間の心をテーマに、フィクションとノンフィクションを往還しながら幅広い執筆活動を続けている。作品は映画化や各国語に翻訳され、海外でも高い評価を得ている。2001年、『できればムカつかずに生きたい』で婦人公論文芸賞を受賞。 小説に『アンテナ』『モザイク』『被爆のマリア』『マアジナル』『サンカーラ』『ゾーンにて』『指鬘物語』『逆さに吊るされた男』など、エッセイ/ノンフィクションに『生きなおすのにもってこいの日』『ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ』『いのちのエール』『生きてるって、幸せー! 』など多数。

ISBN:9784909689290
出版社:キノブックス
判型:文庫
ページ数:244ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ