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中公文庫

百鬼園戦後日記 I

著:内田 百閒

紙版

内容紹介

暫らく振りに蝋燭の明かりにて日記を書き続ける。こはいけれど空襲よりはいいだらう――ロングセラー『東京焼盡』の翌日、昭和二十年八月二十二日から二十一年十二月末までの記録。掘立小屋にも編集者がおしかけ、毎日の酒の入手に苦労する日々を具体的かつ飄然と綴る。巻末付録・谷中安規「かをるぶみ」。(全三巻)

著者略歴

著:内田 百閒
明治二十二年(一八八九)、岡山市に生まれる。六高を経て、大正三年、東京帝大独文科を卒業。この間、漱石の知遇を受け、門下の芥川龍之介、森田草平らを識る。以後、陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などで教鞭をとる。無気味な幻想を描く第一創作集『冥途』をはじめとして『旅順入城式』『南山寿』『贋作吾輩は猫である』『実説艸平記』『阿房列車』などの小説や、独自のユーモア溢れる随筆『百鬼園日記帖』『御馳走帖』『新方丈記』『百鬼園随筆』など多くの著作がある。昭和四十六年(一九七一)四月、八十二歳で没。

ISBN:9784122066779
出版社:中央公論新社
判型:文庫
ページ数:328ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2019年01月
発売日:2019年01月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DND
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ