角川文庫
遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ 9
著:桑原 水菜
紙版
内容紹介
数多くの縄文遺跡がある長野県諏訪地方。若き天才発掘師・無量はその中の1つ、御座遺跡で発掘を行うことに。だがそこで、過去に祖父が起こした遺物捏造事件の関係者・理恵と再会してしまう。さらに、不気味な文様のついた土器片を発見するが、その文様を見た理恵は“呪いのカエルだ”と激しく動揺し……!?
一方、縄文フェスティバルの準備を手伝っていた萌絵は諏訪大社で、古代神を祀る新興宗教の一団と遭遇し、不穏なものを感じていた。その新興宗教には無量の幼なじみ・忍の、鳳雛学院時代の同級生も関わっているらしく──。
今度の舞台は信州、諏訪! 文庫書き下ろし、遺跡発掘ミステリ第9弾!
目次
序 章
第一章 縄文の王国
第二章 多田理恵
第三章 カエル人間は目覚めた
第四章 神隠しの森
第五章 呪いの女神
第六章 縄文のニケ
第七章 オコウになれなかった男
第八章 教主誕生
第九章 ミシャグジをおろせ
終 章