木下直之を全ぶ集めた
著:木下 直之
紙版
内容紹介
美術研究をフィールドとしながらも、どうしても気になってしまう脇に追いやられたものたち。作品とつくりもの、本物とにせもの、ヌードと裸、境界線を歩くことで、時代の空気や人びとの気分、私たちの近代が実像をもってよみがえる。見世物、祭り、銅像、記念碑、動物園、お城……主とする著作、『美術という見世物』から『動物園巡礼』まで、ひたすら町を歩いて見つめた風景の集積。30年の研究成果を集めたビジュアル版。
目次
全ぶ集めた序でに文する
第一巻『美術という見世物ー油絵茶屋の時代』
第二巻『ハリボテの町ーこの先つくりもん作品があります』
第三巻『写真画論ー写真と絵画の結婚』
第四巻『世の途中から隠されていることー近代日本の記憶』
第五巻『わたしの城下町ー天守閣からみえる戦後の日本』
第六巻『股間若衆ー男の裸は芸術か』
第七巻『戦争という見世物ー日清戦争祝捷大会潜入記』
第八巻『銅像時代ーもうひとつの日本彫刻史』
第九巻『近くても遠い場所ー一八五〇年から二〇〇〇年のニッポンへ』
第十巻『せいきの大問題ー新股間若衆』
第十一巻『動物園巡礼』
第十二巻『麦殿大明神ののんびりした一日』
ISBN:9784794970671
。出版社:晶文社
。判型:A5変
。ページ数:200ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2019年01月
。発売日:2019年01月15日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA。