出版社を探す

新しい韓国の文学シリーズ 19

ショウコの微笑

著:崔 恩栄
監:吉川 凪
他訳:牧野 美加

紙版

内容紹介

今注目の作家チェ・ウニョンの短編集第1作、待望の邦訳

高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に1週間滞在した。帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。
約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。
表題作のほか時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。
いずれの作品の登場人物も哀しみ、苦しみを抱えながら他者と対話し、かかわることで、自らの人生に向き合おうとする。
時と場を越えて寄り添う7つの物語。

目次

ショウコの微笑
シンチャオ、シンチャオ
オンニ、私の小さな、スネオンニ
ハンジとヨンジュ
彼方から響く歌声
ミカエラ
秘密

作家の言葉
作家と作品について

著者略歴

監:吉川 凪
仁荷大学に留学、博士課程修了。文学博士。
著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、
訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、『都市は何によってできているのか』、
『アンダー、サンダー、テンダー』『完全版 土地』(1、3、4、6 巻)など。
キム・ヨンハ『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞。
他訳:牧野 美加
大阪生まれ。看護師として、海外ボランティアも含め医療に長く従事。
2008年より韓国在住。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、
新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。
第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。

ISBN:9784904855812
出版社:クオン
判型:4-6変
ページ数:332ページ
価格:2500円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB