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ジュリアが糸をつむいだ日

著:リンダ・スー・パーク
訳:ないとう ふみこ
絵:いちかわ なつこ

紙版

内容紹介

7年生のジュリアは韓国系アメリカ人。子どものころカイコを飼ったことがあるという母さんの提案で、親友のパトリックといっしょに、カイコを育てて生糸をとる自由研究をすることになります。「韓国っぽいから」と研究に乗り気でなかったジュリアも、飼ううちにだんだんカイコがかわいくなってきますが…? カイコの飼育をきっかけに、アイデンティティの悩みに向き合うことになる少女の思いを丁寧に描きます。前向きで明るくさわやかな読み物。

著者略歴

著:リンダ・スー・パーク
1960年米国イリノイ州生まれ。韓国系米国人二世。子どものころから詩や物語を書くのが好きで、雑誌に投稿していた。スタンフォード大学英語科卒。石油会社勤務、結婚、出産を経て、子ども向けの物語の執筆をはじめ、『モギ ちいさな焼きもの師』(あすなろ書房)で2002年ニューベリー賞を受賞。作品に『魔法の泉への道』(あすなろ書房)、『木槿の咲く庭』(新潮社)などがある。
訳:ないとう ふみこ
上智大学外国語学部卒業。訳書に『ワニてんやわんや』『ネズミ父さん大ピンチ!』(徳間書店)、『マリーゴールドの願いごと』(小峰書店)、『きみに出会うとき』(東京創元社)、『新訳 思い出のマーニー』(共訳 KADOKAWA)などがある。
絵:いちかわ なつこ
1974年生まれ。絵本、児童書の挿し絵で活躍中。自作の絵本に、『リュックのおしごと』他、犬の「リュック」シリーズ(ポプラ社)。絵をてがけた絵本に『ちいさなうたえほん ごはんのうた」(ポプラ社)、『ごびらっふの独白」(ほるぷ出版)、『もみちゃんともみのき』(あかね書房)など。挿し絵に『つぐみ通りのトーベ』がある。

ISBN:9784198647483
出版社:徳間書店
判型:B6
ページ数:256ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年12月
発売日:2018年12月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB