「ESDでひらく未来」シリーズ
社会教育・生涯学習論
すべての人が「学ぶ」ために必要なこと
編著:鈴木 敏正
編著:朝岡 幸彦
内容紹介
「誰もが排除されることのない,持続可能な地域」づくりを進めるために,改めて社会教育・生涯学習の基本を確認しながら,当面する課題とそれらに取り組む諸実践を具体的に示し,今後の発展方向をさぐる。
<執筆者>鈴木 敏正,朝岡 幸彦,石山 雄貴,田開 寛太郎,岩松 真紀,若原 幸範,古里 貴士,向井 健,秦 範子,二ノ宮リム さち
目次
はじめに
序 章 社会教育と生涯学習とESDと
序—1 社会教育・生涯学習・ESDをつなぐもの / 序—2 社会教育の理解 / 序—3 生涯学習時代に / 序—4 3.11後の社会教育・生涯学習:ESDから,ESDへ
第1章 社会教育・生涯学習はどのように変わってきたのか <歴史>
1−1 人が「学ぶ」ことの意味 / 1−2 戦後社会教育の出発点 / 1−3 経済成長のもとでの社会教育 / 1−4 生涯学習政策の登場
第2章 社会教育・生涯学習はどのように考えられたのか <理念・制度>
2−1 生涯学習社会に生きる / 2−2 社会教育・生涯学習の法と制度 / 2−3 社会教育・生涯学習の施設と職員 / 2−4 地域づくりと社会教育・生涯学習 / 2−5 「社会教育終焉」論の再来
第3章 社会教育・生涯学習を支える仕組み <行財政>
3−1 公共サービスの「市場化」による社会教育行政への影響 / 3−2 社会教育財政基盤の脆弱性 / 3−3 公共施設管理総合計画策定による公共施設削減の方向性 / 3−4 公共施設再編時代の社会教育行財政のあり方 / 3−5 社会教育行財政における財政民主主義の必要性
第4章 市民はどのように学ぼうとしたのか <自己教育運動>
4−1 自己教育運動とは何か / 4−2 自己教育運動の誕生と展開 / 4−3 自己教育運動の再自覚化と発展 / 4−4 自己教育運動の現在とこれから
第5章 貧困や社会的排除に抗する学び <貧困・排除>
5−1 社会的排除と子ども・子育て / 5−2 地域ぐるみの子育て運動の展開 / 5−3 子育て運動と子どもの貧困対策 / 5−4 子どもが育つ地域をつくる
第6章 環境問題に向き合う学び <環境・公害>
6−1 社会問題としての環境問題 / 6−2 公害にみる問題把握の困難性と可視化 / 6−3 経験の共有と継承 / 6−4 持続可能性の実現にむけて
第7章 地域づくりを育む学び <地域づくり>
7−1 地域づくりと社会教育をめぐる課題 / 7−2 松本市における地域づくりと社会教育・生涯学習 / 7−3 住民の学びがつなぐ地域づくりの実際 / 7−4 住民主体の地域づくりを支える社会教育・生涯学習に向けて
第8章 3.11後の地域を再生する学び <地域再生>
8−1 3.11後社会の社会教育・生涯学習 / 8−2 住民によるコミュニティセンターの再建 / 8−3 地域間交流が生む社会的ネットワークの形成 / 8−4 コミュニティ・エンパワーメントの成果と課題 / 8−5 今後の課題
終 章 生涯学習社会を生みだす力
終−1 生涯学習社会を支える社会教育 / 終−2 社会教育における講座の歴史と実践 / 終−3 社会教育が提案する専門職と事業 / 終−4 社会教育・生涯学習の未来
あとがき
関連資料
索 引
ISBN:9784762027611
。出版社:学文社
。判型:A5
。ページ数:168ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2018年09月
。発売日:2018年09月27日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN。