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未来を予告していた黒い手塚治虫

本当はエロチックで残虐な「黒手塚マンガ」のストーリー

著:中野 晴行

紙版

内容紹介

手塚マンガに出てくる未来は明るいものばかりではない。むしろ、未来の戦争や人類の終末を描いたもののほうが多いくらいだ。代表作である「鉄腕アトム」の中でも、手塚は人間とロボットが共存するユートピアだけを描こうとしたわけではなく、人間の奴隷として働かされていたロボットが人間に対して反乱を起こすストーリーや、反対にロボットに人間が支配される世の中を描かれている。生誕90周年となる手塚マンガを通して、未来を再検証する。

著者略歴

著:中野 晴行
1954年生まれ。和歌山大学経済学部卒。銀行勤務を経て編集プロダクションを設立。1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『マンガ産業論』(同)で日本出版学会賞奨励賞、日本児童文学学会奨励賞を受賞。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞。京都精華大学マンガ学部客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授。

ISBN:9784198647070
出版社:徳間書店
判型:B6変
ページ数:224ページ
定価:1850円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA