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世界傑作童話シリーズ

クリスマスのあかり

チェコのイブのできごと

訳:木村 有子
絵:出久根 育
著:レンカ・ロジノフスカー

紙版

内容紹介

チェコのクリスマスイブ。小さな男の子フランタが、ひとりで教会へむかいます。イエス様の生まれ故郷ベツレヘムから届いた灯りを、家のランプのろうそくにわけてもらうのです。しかし教会で思わぬ失敗をし、あわてて逃げだすことに。それでも、とちゅうで出あった気のどくなおじいさんを助けるために、知恵と勇気をふりしぼります。小さなフランタのやさしさに、心にぽっと灯がともるようなあたたかい気持ちにさせられます。

著者略歴

訳:木村 有子
木村有子 東京生まれ。幼いころチェコのプラハに暮らし、3年間現地の小学校に通う。大学卒業後、チェコスロヴァキア政府給費留学生としてプラハ・カレル大学に留学。以後、チェコ映画の字幕翻訳をはじめる。現在は、チェコの児童書の翻訳、エッセイ、通訳、講演等を通して、チェコ文化を日本に紹介している。訳書に、「もぐらくんの絵本」シリーズ、『どうぶつたちがねむるとき』(偕成社)、『こいぬとこねこのおかしな話』『金色の髪のお姫さま チェコの昔話集』(岩波書店)、『ひよことむぎばたけ』(ひさかたチャイルド)、『ちびとらちゃん』(アットアームズ)など多数。東京都在住。
絵:出久根 育
出久根育 東京生まれ。武蔵野美術大学油絵科版画専攻卒業。グリム童話『あめふらし』(偕成社)でブラチスラヴァ国際絵本原画展グランプリ受賞。絵を手がけたロシア民話『マーシャと白い鳥』(偕成社)が日本絵本大賞、『もりのおとぶくろ』(のら書店)が産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。絵本、挿絵作品多数。2017年、チェコに暮らす日々を綴ったエッセイ『チェコの十二ヶ月―おとぎの国に暮らす』(理論社)を刊行。近年はチェコの児童書の絵、挿絵も手がけており、本作品『クリスマスのあかり』も原著の挿絵を担当。2002年よりチェコ、プラハ在住。
著:レンカ・ロジノフスカー
レンカ・ロジノフスカー 1972年、チェコ生まれ。児童文学作家。パラツキー大学教育学部でチェコごと公教育を専攻、現在は高校教師もつとめる。

ISBN:9784834084184
出版社:福音館書店
判型:229x189mm
ページ数:64ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB