出版社を探す

小さなパン屋が社会を変える

世界にはばたくパンの缶詰

著:菅 聖子

紙版

内容紹介

被災地に、「パン・アキモト」の秋元社長と「パンの缶詰」を見かけないことは、ほぼない。
阪神・淡路大震災の被災者の声から生まれた、世界初「パンの缶詰」をめぐる感動のノンフィクション。

那須高原麓にある「パン・アキモト」は、創業70年。96年に発売をスタートさせた、防腐剤無添加・3年間保存 可能な「パンの缶詰」で、全国から注目を集め続けています。

秋元社長は、災害が起きると国内外問わず、企業、学校、自治体、NGOなどと即時に連携をとり、「パンの缶詰」を無償提供し続けています。その数、国内は15万缶以上、海外は22万缶以上と驚異的な数。また、この「パンの缶詰」を使って、海外の飢餓地域を救う仕組みまで作ったのです。

本書は、社長や働く社員、さらに協力を惜しまない企業、学校、NGOへのインタビューを通して、様々な組織や人を巻き込んで、仕組みを作ること、また利益を上げ、社会貢献するという「これからの働き方」を伝える1冊です。

目次

プロローグ パンの缶詰、西日本豪雨災害の被災地へ
第1章 助けになりたい――パンの缶詰誕生秘話
第2章 缶詰が売れない! ――大きな視点で考える
第3章 缶詰が捨てられる?――救缶鳥プロジェクト発進
第4章 被災地や海外へ――ピンチを乗り越える
第5章 人と人をつなぐ―― 救缶鳥をめぐる取り組み
第6章 世界とつながる――夢をかなえていく仕事
エピローグ 心を満たすパン屋になる

著者略歴

著:菅 聖子
1965年生まれ。自由学園卒業。出版社勤務を経てフリー編集者、ライターとして活躍中。『世界を救うパンの缶詰』(ほるぷ出版)、『シゲコ!―─ヒロシマから海をわたって』(偕成社)、『子どもが幸せになる学校──横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦』(ウェッジ)など、著書多数。

ISBN:9784863102101
出版社:ウェッジ
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT