出版社を探す

子ガモのボタン 完結

作:ヘレン・ピータース
絵:エリー・スノードン
訳:もりうち すみこ

紙版

内容紹介

この子の親代わり、わたしがします。
ちゃんとこの子を育てるのです。
――ジャスミンのけんめいな世話で、赤ちゃんマガモのボタンは、
元気な子ガモに育ちました。
そして、生まれて八週間たった五月のある日のこと、事件が起こります。
納屋のほうから、ガーガーと、悲鳴のようなボタンの声が聞こえてきたのです。

目次

1.放しなさい 5
2.もし、卵をだいてたとしたら? 13
3.動物救急センターに電話しましょう 23
4.その卵、返しなさい! 35
5.孵卵器って何? 49
6.待ちきれない! 64
7.だいじょうぶだといいんだけど 75
8.こういうことは、ときどき起こるの 95
9.さびしがると思うわ 112
10.わたしたちで世話してやろうね 127
11.盲腸が破裂しちゃった! 137
12.けむりだ! 156
13.りこうなカモ 176

著者略歴

作:ヘレン・ピータース
イギリス南東部、サセックスの昔ながらの農場で、家族と動物に囲まれ、泥んこになって育つ。子どものころは、よく本を読み、古い納屋で年じゅう友だちと劇をして遊んでいた。現在はロンドン郊外の海辺の町で、二人の子ども、二匹の猫と二匹のモルモット、一人の夫と暮らしている。
絵:エリー・スノードン
イギリス南西部、サウス・ウェールズで、手作りのウェルシュケーキに囲まれて育つ。子どものころから、母親の激励を受けて、本を読み、絵を描きつづけている。現在はロンドンに住んでいるが、描くためのエネルギー源として、毎週母親からウェルシュケーキが送られてくる。
訳:もりうち すみこ
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』 (さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる。他の訳書に『九時の月』 『ジュビリー』 (共にさ・え・ら書房)、『宿題ロボット、ひろったんですけど』(あかね書房)、『森のおくから―むかし、カナダであったほんとうのはなし』(ゴブリン書房)など多数。

ISBN:9784378015255
出版社:さ・え・ら書房
判型:4-6
ページ数:196ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB