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電撃文庫

悪魔の孤独と水銀糖の少女

著:紅玉 いづき
イラスト:赤岸 K

紙版

内容紹介

「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」
 黒い海を越え、呪われた島にやってきた美しい少女、シュガーリア。今は滅びた死霊術師の忘れ形見である彼女が出会ったのは、大罪人の男、ヨクサルだった。彼は無数の罪をその身に刻み、背負う悪魔は、『孤独を力にかえる』という──。
「あんた、何様のつもりだ」
「わたしはシュガーリア。この世界で最後の……死霊術師の孫娘よ」
 愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時、末路を迎えたはずの物語が動きはじめる。
 水銀糖の少女の、命をかけた最後の恋は、滅びの運命に抗うことが出来るのか。

目次

プロローグ いと長きもの、そしていと深きもの
第一章 黒い海に一艘の小舟
第二章 死者だけを友として
第三章 軽やかに死の踊る街
第四章 孤独とはなにか
第五章 死してなお生きるなら
第六章 宝石と黄金
第七章 魂の輪郭
第八章 白き聖者よ来たれり
エピローグ 少女と男

著者略歴

著:紅玉 いづき
1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。
イラスト:赤岸 K
第20回電撃イラスト大賞《銀賞》を受賞。「電撃文庫MAGAZINE」に連載された『悪魔語りのテオ』(著/紅玉いづき)のイラスト担当、『バテリバイス-人間電池と砂の巨像-』(原作/千賀史貴)の作画担当、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』(原作/江口 連)の作画担当などで活躍中。

ISBN:9784048937948
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:312ページ
定価:610円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ