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中公新書ラクレ

中国の世界遺産を旅する

響き合う歴史と文化

著:湯浅 邦弘

紙版

内容紹介

悠久の歴史を誇る中国には、その文化や思想の精華である世界遺産が数多く存在する。本書ではそのうち七件を精選、歴史的背景をふまえながら、それぞれの史跡をたどってみたい。
兵馬俑の真の凄さとは何か。殷墟から出た甲骨は何を語るのか。敦煌文書で明らかになった古代の思想とは。歴史を書き換えた新発見も数多い、世界遺産をめぐる旅にでかけよう。

はじめに
第一章 殷墟――漢字と思想の源流  
第二章 孔子廟――儒教と孔子のふるさと  
第三章 兵馬俑と始皇帝陵――始皇帝の野望  
第四章 万里の長城――国防意識の体現
第五章 泰山――聖なる山 
第六章 敦煌――シルクロードの夢
第七章 明の十三陵――発見された地下宮殿
おわりに

著者略歴

著:湯浅 邦弘
1957年島根県生まれ。大阪大学教授。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授を経て、現職。著書に『諸子百家』『菜根譚』『論語』(すべて中公新書)、『入門 老荘思想』『軍国日本と「孫子」』(ともにちくま新書)、『貞観政要』『孫子の兵法』(ともに角川ソフィア文庫)、『概説中国思想史』『名言で読み解く中国の思想家』『テーマで読み解く中国の文化』(すべて編著、ミネルヴァ書房)など。

ISBN:9784121506238
出版社:中央公論新社
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2018年05月
発売日:2018年05月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC