文春文庫 ア-12-1
イエス・キリストは実在したのか?
著:レザー・アスラン
訳:白須 英子
紙版
内容紹介
イエスは平和と愛を説いた救世主ではなく、
武力行使も辞さない革命家だった――。
全時代を通じたベストセラー「聖書」から
いかなる史実が落とされ、何が創作されたのか?
イスラーム教徒による実証研究で全米を騒然とさせた衝撃の書。
『イエス伝』を著した評論家・若松英輔氏による解説も収録。
〈本書の著者、レザー・アスランは
キリスト教徒を通過したキリストからではなく、
イエスの口から神の教えを聞こうとしたのではなかったか。
そのためには厚く塗られた教会的信仰という覆いを取らねばならない。
彼がイエスの口から何を聞いたのか、
読者は、この本の随所でそれをかいま見ることになる。〉
(「解説」より)