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〈創造〉の秘密

シェイクスピアとカフカとコンラッドの場合

著:野上 勝彦

紙版

内容紹介

ある種の作家には、
なぜ「独創性」や「創造性」が顕著に現れるのか!?

シェイクスピアとつき合えばそのイメージの豊かさに
驚嘆する。他の作家たちでも類似の感懐を抱くが、
とりわけ興味が尽きないのがコンラッドとカフカである。
彼らに共通するのは「斬新さ」。
それはどのように生まれるのか。
だが、その淵源はなかなか捉えられない。
ならば作品に現れたその「痕跡」を精緻に探ってみよう
と試みた。

目次

序   「 創造」の謎をめぐって

第1章 復讐悲劇と『ハムレット』

第2章 劇中劇――その創出と劇幻想

第3章 『リア王』と創造性――分析書誌学と本文批評

第4章 言葉の闇――コンラッド『闇の奥』

第5章 確信の形式――『変身』と時代

著者略歴

著:野上 勝彦
のがみ・かつひこ
1946年、宮崎県生まれ。
慶應義塾大学文学部独文科中退。
早稲田大学第二文学部英文学科卒業。
早稲田大学文学部大学院英文学科修士課程修了。
英国・ウォリック大学文学部大学院
ヨーロッパ演劇科修士課程修了。
英国・バーミンガム大学文学部大学院
シェイクスピア学科博士課程修了(Ph.D.)。
これまで、千葉工業大学工学部教授、
早稲田大学文学部及び大学院非常勤講師。
明治大学文学部兼任講師。
跡見学園女子大学文学部兼任講師。
千葉大学教養部、目白学園女子短期大学、
芝浦工業大学工学部、日本大学生産工学部、
大東文化大学文学部等の非常勤講師等を勤める
(いずれも元職)。

ISBN:9784779124556
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DS