放送大学教材
初歩からの生物学
著:二河 成男
著:加藤 和弘
紙版
内容紹介
地球上の多様な生物たちを個別に理解することも必要であるが、多様に見えて基本的な部分は共通する物質、構造、事象からなっている。本書では、DNA、細胞、代謝といった微視的な共通性から、個々の生物を統一的に理解する。さらに、生物と地球環境との関係や、異なる生物種の間にはたらくさまざまな作用といった、一見複雑な関係にも、共通の基盤があることを認識する。生物だけでなく、生物に関わる環境も含めた統合的な視点を身につける。
目次
1.生物学の世界 2.生物の特徴 3.多様な生物の世界 4.地球環境の多様性と生物 5.生物の誕生と進化 6.細胞 その成分と構造 7.自己複製と個体発生 8.代謝の役割 9.感覚と応答 10.DNAと遺伝情報の流れ 11.個体群 生物種内のかかわり 12.生物群集 13.生態系 生物と環境の関係 14.生態系を越えて起こる生態的現象 15.人間活動と生物のかかわり 生物の利用