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日経ビジネス人文庫

ワインの世界史

自然の恵みと人間の知恵の歩み

著:山本 博

紙版

内容紹介

2010年6月に河出書房新社から刊行された『ワインの歴史』を改題、改訂し、文庫化しました。

ワインはメソポタミアに始まり、
エジプト、ギリシャ、ローマを経て、
欧州、世界へどのように広がったのか?
旧約聖書と新約聖書のワイン記述の違い
130種類以上のワインがあった古代ギリシャ
ワインはローマ軍の必需装備だった
ブルゴーニュワインはシトー派修道院が源流
ナポレオン三世が「格付け」を作らせた
--等々、ワインのことをあまり知らない読者も
楽しく読むことができる歴史読み物です。

文庫化にあたっては第10章を改訂し、文庫あとがきを加えました。

目次

序 章 東洋に残る葡萄への思い―日本人はいつからワインを飲んだか

第1章 ワインの源流を探る―メソポタミアの酒宴図

第2章 ワインの育ての親―技術を発展させたエジプト

第3章 古典ワインの形成と確立―ギリシャの神話とのかかわり

第4章 宗教と結びつくワイン―旧約・新約聖書とイスラエル

第5章 ワインにおけるヘレニズムとヘブライズム―ローマの「貴族のワイン」と「庶民のワイン」

第6章 衛生や信仰のためのワイン―多様化する中世

第7章 知と理性のワイン―近代前における変革

第8章 市民社会と科学のワイン―ワインの理想美がつくられた近代

第9章 科学技術が引き起こした大変革―二十世紀のワイン

第10章 ワインの新ルネッサンス時代―世界各国の新たな取り組み

著者略歴

著:山本 博
ワイン評論家。弁護士
1931年生まれ。早稲田大学卒。日本のワイン評論の草分け。ワイン関連著作は40冊を超える。
本業の弁護士の傍ら、ロバート・B・パーカー、エド・マクベインなどミステリー小説の翻訳家としても活躍。
日本のワインを愛する会会長。日本輸入ワイン協会会長。世界ソムリエコンクール日本代表審査委員。

ISBN:9784532198541
出版社:日本経済新聞出版社
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2018年03月
発売日:2018年03月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC