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まちを想う

西村幸夫 講演・対談集

著:西村 幸夫

紙版

内容紹介

まちづくりの真髄をめぐる思索と言説のエッセンス。地域に飛び込み、住民とともにまちの本質と個性を追求してきた著者の思惟の軌跡。

まちの本質を探り、まちの個性を読み解き、まちがもつ固有の物語を知れば、自ずとまちづくりの道筋は見つかる。「住んでいてよかった」をいかにつくるか。

目次

第1章 まちの個性を追究する
1 景観の概念
2 歴史的集落・町並みの保全
3 都市におけるストックとは何か
4 世界遺産・五箇山の保存とこれからの活用のあり方
5 熊川の町並みから有機的まちづくりを考える

第2章 文化遺産・観光と向き合う
1 世界遺産条約採択40年を振り返る
2 世界文化遺産とまちづくり
3 自治体は観光をどう受け止めるべきか
4 対談✦神崎宣武 町を歩き、町を考える

第3章 都市を語る
1 対談✦北川フラム アートは地域を再生する
2 対談✦森まゆみ 次のステージに立つ「地域」
3 対談✦広原盛明 計画からマネジメントへ
4 対談✦林泰義 民間事業は前進する

第4章 都市への道を歩む
1 「まちのドラマ」を読み解くことがまちづくり・都市づくりの原点
2 個性と歴史が織りなすまちづくり

著者略歴

著:西村 幸夫
西村幸夫(にしむら・ゆきお):
1952年、福岡市生まれ。東京大学都市工学科卒、同大学院修了。1996年より東京大学大学院工学系研究科教授。専門は都市計画、都市保全計画、都市景観計画など。工学博士。日本イコモス国内委員会委員長、世界遺跡記念物会議(ICOMOS)元副会長。
主な著書に『西村幸夫 風景論ノート』『西村幸夫 都市論ノート』(以上、鹿島出版会)、『都市保全計画』(東京大学出版会)など。主な編著書に『世界文化遺産の思想』(東京大学出版会)、『都市経営時代のアーバンデザイン』(学芸出版社)、『まちを読み解く――景観・歴史・地域づくり――』(朝倉書店)など。

ISBN:9784306073395
出版社:鹿島出版会
判型:A5
ページ数:260ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年02月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS