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戦争と性暴力の比較史へ向けて

編:上野 千鶴子
編:蘭 信三
編:平井 和子

紙版

目次

はじめに……………編 者
序 章 戦争と性暴力の比較史の視座……………上野千鶴子


第Ⅰ部 「慰安婦」の語られ方

第1章 韓国の「慰安婦」証言聞き取り作業の歴史——記憶と再現をめぐる取り組み……………山下英愛
第2章 「強制連行」言説と日本人「慰安婦」の不可視化……………木下直子
第3章 日本軍「慰安婦」制度と性暴力——強制性と合法性をめぐる葛藤……………岡田泰平
第4章 兵士と男性性——「慰安所」へ行った兵士/行かなかった兵士……………平井和子


第Ⅱ部 語り得ない記憶

第5章 セックスというコンタクト・ゾーン——日本占領の経験から……………茶園敏美
第6章 語り出した性暴力被害者——満洲引揚者の犠牲者言説を読み解く……………猪股祐介
第7章 引揚女性の「不法妊娠」と戦後日本の「中絶の自由」……………樋口恵子
第8章 ナチ・ドイツの性暴力はいかに不可視化されたか——強制収容所内売春施設を中心として……………姫岡とし子


第Ⅲ部 歴史学への挑戦

第9章 性暴力と日本近代歴史学——「出会い」と「出会いそこね」……………成田龍一
第10章 戦時性暴力被害を聞き取るということ——『黄土の村の性暴力』を手がかりに……………蘭信三
第11章 戦争と性暴力——語りの正統性をめぐって……………佐藤文香


あとがき……………編者
文献一覧

ISBN:9784000612432
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年02月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LB