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角川新書

国家の共謀

著:古賀 茂明

紙版

内容紹介

第一章 軍事大国の野望に燃える安倍政権
「戦後レジームからの脱却」の本当の意味/憲法九条改正を唐突に打ち出した真の狙い/憲法学者も見逃す改正憲法の本当の意味は何か

?/国民を監視する「共謀罪」法成立の手口/政権が武器輸出を絶対に諦めない理由

第二章 今やカジノ一本槍になった成長戦略
経済大国の座から滑り落ちた日本/カジノは今世紀最大の新利権創出となる/ありとあらゆる規制が利権の温床/世界の趨勢と逆行する

「働き方改革」/正式裁判になった電通過労自殺事件/二五年前に提言した労働時間短縮

第三章 経産省が日本を滅ぼす!?
政権を仕切る口八丁手八丁の経産官僚/民間企業を見下す経産省の“介入派”/原発輸出の失態で崩壊寸前の東芝/失敗に懲りず日の丸

連合を画策する介入派/原発推進こそが経産省の大失策

第四章 首相スキャンダルと政官の堕落
感情論を排して加計学園問題を読み解く/安倍政権に対する民間有識者の本音/なぜ事務方のトップの前川氏が告発に踏み切ったのか?

/「怪文書発言」で墓穴を掘った菅官房長官/文書は官僚のだれかが必ず持っている

第五章 関心事は人事ばかりの官僚たち
上司への報告には守るべき「作法」がある/見事なまでに政権を守った財務省にも忍び寄る影/官僚の目で「口利きファックス」を見る

と/官僚を動かす「帳尻合わせ」とは/改正の必要がある官僚人事制度

第六章 “対抗勢力”に未来を託せるか?
首相とお友達になりたがる大手メディア幹部/上から下まで安倍べったりのテレ朝報道局/私的会食での悪口が政権に伝わるカラクリ
最初から結論ありきの「安倍応援団」/下落する一方の「報道の自由度ランキング」

著者略歴

著:古賀 茂明
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。著書・メルマガを通じ活発に提言を続けている。

ISBN:9784040821931
出版社:KADOKAWA
判型:新書
ページ数:288ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP