講談社文庫
星空を願った狼の
薬屋探偵怪奇譚
著:高里 椎奈
紙版
内容紹介
雨降る冬の夜、「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。空っぽの部屋に残されていたのは、不可思議な一枚のメモ。『鵺(ぬえ)は始まり。十六時間が区切り、災厄は一つ。四つ数えるまでに、交換だ』脅迫文とも思われるこのメッセージが示唆するものとは? リベザルは、秘密を胸に懸命の捜索を開始する。
目次
第一章 表通り、裏通り
第二章 真実の氷
第三章 霧の中の嘘
第四章 秋の春風
第五章 終わりは小夜の時
エピローグ
文庫版のあとがき