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TEDブックス 07

知らない人に出会う

著:キオ・スターク
訳:向井 和美
解説:武田 砂鉄

紙版

内容紹介

「壁」の向こう側に、世界は広がっている。

道を歩いているとき、バスに乗っているとき、買い物しているとき、勇気を出して、知らない人に話しかけてみよう。
ちょっとした会話でも、驚きと喜びとつながりの感覚を呼び起こしてくれる。赤の他人だから、心を開いて話せることもある。
そうした体験は、あなたを変え、日々の暮らしに風穴を開け、この「壁の時代」に政治的な変化をも生み出す。
「接触仮説」は正しいか。「儀礼的無関心」をどう破るか。他者との出会いを日々研究し続ける著者が、路上の生き生きとした会話を引きながら、
異質なものとの関わっていく「街中の知恵」を説く。

「この本は、いや、だからさ、もうお前が率先して、色んな条件を踏み外せばいいじゃん、それで出会えよ、と告げてくる」
……武田砂鉄(解説冊子より)

Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第7弾。

「目に入るものが何であれ、それがどこから来たものであれ、ひとつ確かなことがある。
周囲にいる人たちはみな一人ひとりの人間であって、分類項目の集合ではないということだ。
だからこそ、ここには冒険がある。暮らしの中で毎日出会える冒険。この世界をどう分けるか、
それをきちんと理解すること、知り合いになる人を自分の感覚で選ぶこと、ちょっと立ち止まって知らない人に挨拶してみること。
そうした勇気ある行動が、公共の場での経験を変えてくれるかもしれない。そして、自分が変わることで、公共の場そのものも少しずつ変えていけるかもしれない」(本書より)

著者略歴

著:キオ・スターク
著書には他に、小説『Follow Me Down(わたしを追いかけてきて)』、独学のためのガイドブック『Don’t Go Back to School(学校には戻らないで)』がある。
現在はニューヨークのブルックリンで暮らし、日々、見知らぬ人たちに話しかけている。
訳:向井 和美
京都府出身。早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家。
訳書に『100の思考実験』『学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て』『プリズン・ブック・クラブ』(紀伊國屋書店)、『内向的な人こそ強い人』(新潮社)ほかがある。
趣味はバイオリン、短歌、鉄道ひとり旅。典型的な内向型だが、旅先で出会う人に自分から話しかけるのは得意。

ISBN:9784255010113
出版社:朝日出版社
判型:B6変
ページ数:200ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB