異邦から/へのまなざし
見られる日本・見る日本
編:白幡 洋三郎
著:劉 建輝
紙版
内容紹介
◎国際日本文化研究センター所蔵の明治~戦前期古写真と外地絵葉書など(外像)を素材に、近代以降、日本とその周縁をめぐる「異邦」のまなざしの往還と交錯を描出する。
◎近代以来、日本という存在がいかに外部から見られ、またいかに外部を見てきたかという表象論的な事象のみならず、日本自身がいかに外部のまなざしを内面化し、そしてそれに基づいて外部を見始めたかという文明論的な継承・踏襲の姿を、浮かびあがらせる。
◎カラー画像約500点。日文研創立30周年記念企画。
目次
序言 見られる日本・見る日本
――日文研所蔵「外像」と「外地」絵葉書について(劉建輝)
第Ⅰ部 見られる日本――異邦からのまなざし
自然/市街・建築/職業/生活/娯楽/遊技/行事/女性・子ども/物語
外国人にとっての<富士山>(白幡洋三郎)
第Ⅱ部 見る日本――異邦へのまなざし
朝鮮半島/旧満州/旧蒙疆地域/中国北部/中国南部/大陸風俗/台湾/南洋
第Ⅲ部 受け継がれるまなざし――異邦から/へのまなざし
映像資料の収集について―あとがきにかえて(白幡洋三郎)