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日経ビジネス人文庫

徳川軍団に学ぶ組織論

監:小和田 哲男
編:造事務所

紙版

内容紹介

◎徳川四天王と呼ばれた本多忠勝、榊原康政、酒井忠次、井伊直政、知将本多正信、服部半蔵こと服部正成など、豪傑たちの活躍、エピソードを紹介しながら、強い組織体の作り方を学びます。

◎徳川家康のリーダーとしての側面を論じた本は数多くありますが、本書はより視点を広げ、家康を支えた徳川家臣団とはどのような組織だったのか、家康と主要メンバーの人となりやエピソードを通じて、強い集団、長期に持続可能な組織について学ぶ歴史読本です。

◎登場する個性豊かな家臣たちは、それぞれが役割や立場を理解し、意思をもって動きました。個々が主君家康との絆で結ばれており、その関係は流動的でドラマティックでした。

◎NHKの大河ドラマ『真田丸』では近藤正臣演じる本多正信、藤岡弘の本多忠勝など、主人公幸村の敵方でありながら、徳川家臣団の活躍にも注目が集まりました。また『おんな城主 直虎』は、井伊直政の養母の物語です。

目次

序 章 苦難を乗り越え醸成された「結束力」

第1章 徳川家康 精強な三河武士を率い、逆境に耐えて天下人に

第2章 本多忠勝 一度も刀傷を負わなかった軍団最強の武将

第3章 井伊直政 先鋒として敵陣に突入した赤備えの猛将

第4章 酒井忠次 主家を支え、家康を育て上げた四天王筆頭

第5章 榊原康政 主君にも堂々と意見した軍団きっての兵法家

第6章 本多正信 信頼のおける相談役として仕える

第7章 服部正成 合戦では忍ぶことなく、八面六臂の大活躍

著者略歴

監:小和田 哲男
静岡大学名誉教授、
公益財団法人日本城郭協会理事長

1944年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。日本中世史研究の第一人者。NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』の時代考証を担当。
主な著書に、『戦国武将』『軍師・参謀―戦国時代の演出者たち―』(ともに中公新書)、『「人望」の研究』(ちくま新書)、『石田三成』『豊臣秀次』(ともにPHP新書)、『歴史探索入門』(角川選書)、『名城と合戦の日本史』(新潮文庫)など多数。

編:造事務所
編集プロダクション
歴史・文化・宗教に造詣が深く、雑学をはじめ、生活実用まで幅広いジャンルの単行本の編集・執筆を行う。1985年設立。編著となる単行本は年間40数冊にのぼる。

ISBN:9784532198176
出版社:日本経済新聞出版社
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:830円(本体)
発行年月日:2017年04月
発売日:2017年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WQY